うつ病の治療を支える、大切なあなたへ

うつ病の治療を支えているご家族の皆さまに役立つ情報を臨床心理士がお伝えします

家族の不調に気づいたら・・・

家族の不調が気になったときにどうするか。

どこに受診(相談)したらよいか…

悩みますよね。

 

心身に不調を感じておられる当事者の方、それに気づいた家族の方や身近な方から相談を受けることがあります。

 

とても難しい相談だと思っています。

 

丁寧に診察してくださる先生のところならば、早めの受診をお勧めします。

ただ、そうではない先生もいるので難しく思うのです。

 

 

お薬だけ出して、はいおしまいの診察は減っていると願いたいですが、以前いたそういう先生たちは今もいるはずなのでゼロではないと思います。

 

自分に合う医者の選び方というのも、ネットにいろいろと情報が出ているので、参考になるものもあるかと思います。ある先生は、医者の選び方として1度では判断が難しいこともあるので、3回受診して合わないと思ったら病院を変えることを提案しています。

 

病院やクリニックを受診する前に、お住まいの地域の保健センターなどに相談してみるのも手だと思います。そういった施設は地域の医療機関とも連携をしているはずなので、各医療機関の評判を見聞きしているはずです。そこで、通院できる範囲を伝えて、紹介してもらうこともできると思います。

 

初めて受診したときのポイントとしては、現在の症状や生活の状態、これまでの生活歴など丁寧に診察してくださる先生は、心身の不調にどんなことが影響しているかきちんと考えていこうとする姿勢があると思います。先生自らでなくても他の医療スタッフが診察前にそのような問診をしているところもあるかと思います。

 

初めての受診が5分ぐらいで終わってしまう診察では、残念ですがそこはお勧めできません。またはじめからお薬を数種類重ねて出してくる先生もあまりお勧めができません。

 

一緒に通院できるのであれば、ご家族の方も一緒に行ってみるとよいかと思います。

受診前に本人の様子がいつもと違うと感じる点をメモして、それを診察の中でお話してみるとよいです。診察場面になると緊張して話したいことを伝えられず、診察後に思い出すこともありますから。

 

また、電話予約したときの印象やそこで働くスタッフの雰囲気というのも大事な判断材料かと思います。