家族が知っている情報は診察でとても大事です
病院へは皆さん、調子の悪いときに行きますよね。
つまり、医療者ははじめは調子の悪い状態の患者さんしか知りません。
健康なときの状態を知らないのです。
一見、元気がないように見える。
活気が乏しいように感じる。
でも、本来のその人もそれほどエネルギーが高いわけではないかもしれない。
つまり、治療を通じて患者さんが戻る状態を知っているのは、普段から一緒に生活するご家族の方だけなのです。
ですから、健康なときは、どのような状態だったかを家族の方が主治医に教えてあげることが大切となります。そうしないと、主治医も治療のゴールを見誤るかもしれません。
以前と変わった点はどのようなところか
いつぐらいから様子が気になりだしたか
何か体調に影響した出来事があったか
病気になった当事者は、客観的に自分の状態を伝えることが難しい状態にあります。
普段の様子は家族しか知らない、とても大切な情報です。
それを医師に伝えてあげることがすばらしいサポートになります。